“特別な猫の日”2022年2月22日を盛り上げる「猫の酒」いろいろ、寄付活動で「猫への恩返し」も
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辰馬本家酒造「黒松白鹿 ネコダスケ 特別純米 山田錦 720ml瓶詰」
「黒松白鹿 ネコダスケ」以外にも、猫と酒を愛する人に飲んでもらいたいお酒は多い。本稿で紹介する“猫のお酒”を、2022年2月22日という「2(にゃん)」が6個ならぶ特別な「猫の日」を盛り上げる一助としていただきたい。
〈作り手の「猫愛」があふれる日本酒〉
「猫」にまつわるお酒で特に多いのが日本酒だ。その中でも造り手の「猫愛」があふれすぎて商品化してしまったものも少なくない。
「ねこが一番かわいいと思っていて、日本酒が一番おいしいと思っている」という近江酒造(滋賀)の社長が、とにかく商品化したいと並々ならぬ思いをこめたのが「ねこ正宗」。クールでプライドの高いシロネコのような、ほんのり香りが広がりすっきりした味わいの「SHIRONEKO」と、和で人なつっこいはちわれのイメージのような深い味わいの「HACHIWARE」、そしてお酒のビギナーには嬉しい梅酒「UMENEKO」をラインアップしている。
近江酒造「ねこ正宗」(HACHIWARE、SHIRONEKO、UMENEKO)
佐々木酒造(京都)は俳優の佐々木蔵之介さんの実弟が社長を務めていることで知られているが、猫好きの中では「猫社員」がいることでも有名なメーカーだ。そんな猫と縁深い佐々木酒造では、猫の日を記念した“にゃんこラベル”の限定商品「猫の祝酒 にゃん酒」(2222本限定)を公式通販サイトなどで用意している。
佐々木酒造「猫の祝酒 にゃん酒」
猪又酒造(新潟)の「サビ猫ロック」のラベルは、2016年2月に野良猫から同社の飼猫になったサビ猫(赤・黒のモザイク模様の猫)・あんこ(5代目)がモデル。ただ飼い猫をラベルとしただけではなく、「猫への恩返し」として、同商品の売上金の一部を動物愛護協会に寄付し、社会的な課題解決への支援も行っている。
猪又酒造「サビ猫ロック」(オルタナ純米 赤サビ、オルタナ純米吟醸 黒サビ)
そのほかの“猫の日本酒”には玉乃光酒造(京都)「TAMA」や、千代菊(岐阜)「純米 ねこと朝日米」、鯉川酒造(山形)「恋の川 満月の猫」などがある。手軽に飲みたい人には志太泉酒造(静岡)のカップ酒「にゃんかっぷ」もおすすめだ。
〈ビールはコンビニやスーパーでも手軽に〉
“猫のビール”は黄桜(京都)の「ラッキーキャット」やヤッホーブルーイング(長野)の「水曜日のネコ」が幅広く流通しており、ネットショップはもちろん、スーパーマーケットなどでも入手しやすい。どちらの商品も猫を愛でながらゆったりと飲めるクラフトビールだ。
黄桜「ラッキーキャット」、ヤッホーブルーイング「水曜日のネコ」
ヤッホーブルーイングでは2月17日から24日まで「“#ネコに乾杯”SNS投稿キャンペーン」を開催している。期間中TwitterとInstagramでハッシュタグ「#ネコに乾杯」をつけ、「“水曜日のネコ”と“自慢のネコちゃん”の写真」もしくは「“水曜日のネコ”で晩酌している写真」をアップロードすることで応募できる。キャンペーンでは「水曜日のネコ」などの賞品をプレゼントするほか、応募条件を満たした投稿数×22円を公益財団法人どうぶつ基金に寄付し、保護ねこの再譲渡を応援する。
〈ワインはボトルまで猫のものも〉
ワインでも猫にまつわる商品は多い。猫ラベルのドイツ産白ワイン「ツェラー・シュワルツ・カッツ・プリカッツ Q.b.A.」は、アルコール度数がワインとしてはかなり低めの9%程度で、味わいも甘酸っぱく口当たりが非常よく、お酒を飲み始めたばかりの初心者でも飲みやすい。「猫感」を求めるのであれば、ラベルだけでなくボトルまで猫になっている「ラインヘッセン・リースリングQ.b.A.ブルーネコボトル」もある。
「ツェラー・シュワルツ・カッツ・プリカッツ Q.b.A.」
「ラインヘッセン・リースリングQ.b.A.ブルーネコボトル」
「さらに手軽に楽しみたい」という人には、南アルプスワイン&ビバレッジが「キャットワイン ソーヴィニヨンブラン 180ml瓶」を発売している。カップで手に取りやすい商品で、中味はグレープフルーツを想わせる香りに、すっきりと調和のとれた味わいが愉しめ、心地よいさわやかな余韻が特徴。
南アルプスワイン&ビバレッジ「キャットワイン ソーヴィニヨンブラン 180ml瓶」