日本酒「獺祭」値上げ、「純米大吟醸 磨き二割三分」など/旭酒造2022年7月1日価格改定
日本酒「獺祭(だっさい)」蔵元の旭酒造(山口県岩国市)は7月1日、「獺祭」各商品の値上げを実施する。
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代表的な商品である「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」720mlは、税別小売価格ベースで、従来価格4900円から新価格5000円に、2.0%の値上げ。「獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分」720mlは2310円から2400円に、3.9%の値上げ。「麹仕立て 獺祭甘酒」825gは850円から880円に、3.5%の値上げ。
旭酒造 2022年7月1日価格改定 新旧価格対照表
旭酒造は今回の価格改定の理由について、物流業界の構造的要因による運賃の大幅な値上げ、瓶やラベル、ダンボール等の資材の価格高騰などを背景に、企業努力のみで商品価格を維持することが困難な状況になったと説明。
また、以下のとおりコメントを発表している。「前回の価格改定から約3年間にわたり価格改定は実施しなかったが、その期間も手間をかける酒造りを追求し、人材、原料、設備に継続的な投資をして“獺祭”の酒質の向上を実現してきた。日本のモノ作り、日本酒の未来のためにも、今出来る最良のお酒を造り、お客様にお届けできる環境を作っていきたい」。