CBIIが初のシェフ向けセミナー、カナダビーフの優位性、カットや調理方法を紹介
冒頭で下嶋代表は、「今年6月にシーライン東京総料理長の小濱雅説氏にも当機構の研修ツアーに参加してもらい、自然環境保護への取組みやフィードロット、生産工程などカナダビーフの優位性を学んでいただいた。本部からはマシュー・パレが初めて来日し、本場現地のレシピを紹介する。セミナーを通してカナダビーフの優位性を十分に理解いただき、ぜひ新なビジネスチャンスへと生かしていただきたい」と呼びかけた。
セミナーでは、同機構シニアマネージャーの鬼沢裕子氏がカナダビーフの優位性についてプレゼンテーションし、①個体識別システムを採用した北米で唯一義務化されているトレーサビリティシステム②100%肉専用種③日本人が好む肉質の穀物肥育④日本には主に最高品質のプライム、AAA、AAが輸出されている厳しい格付け基準――の4点をカナダビーフの優位性として挙げ、同機構が行うプロモーション活動の紹介も行った。
続いて全国食肉学校専任講師の佐俣宏紀氏が、カッティングデモンストレーションを実施。
全国食肉学校専任講師 佐俣宏紀氏
佐俣氏はナックル、チャックアイロール、ショートプレートの3部位のカッティング方法を実演し、各部位の肉質とステーキや煮込み用など調理用途も説明した。また同機構本部エグゼクティブディレクターのマシュー・パレ氏が、メニュークリエーションとして、カナダ国内で人気のステーキカットや部位の活用方法を紹介。ショートプレートをオーブンで焼き上げワイルドベリー入りのソースをかけた「牛ばらのオーロラ風」など3部位それぞれのレシピを披露した。
セミナー後にはブッフェ形式の試食会も実施し、カナダビーフを使った和洋中20種類の料理を提供した。
〈畜産日報2017年12月5日付より〉
カナダビーフ国際機構本部エグゼクティブディレクター マシュー・パレ氏