プリマハム、国内製初のアーモンド検査キット「アレルゲンアイ イムノクロマト アーモンド」を発売
同社が発売している「アレルゲンアイ イムノクロマト 加熱用」シリーズ(卵、牛乳、小麦、そば、落花生、甲殻類、大豆、ごま)のラインアップのひとつで、加熱抽出による高精度の検出が可能で、食品中から2ppm以上のアーモンドタンパク質を検出、原材料から加工食品まで様々な食品の検査に対応することができる。
アーモンドは、アレルギー患者数の増加を踏まえ、2019年9月に消費者庁から「特定原材料に準ずるもの」として表示を推奨する品目に追加された。一方、CODEXや欧米では以前から表示対象品目に加えられており、この間、日本の食品企業がアーモンドを検査する場合は海外メーカーの検出キットを使用せざるを得なかった。実際に、2019年9月以降、主なユーザーである食品製造工場の検査部門以外の食品企業(給食関係など)から検査キット開発の要望が多く寄せられていたという。
同キットは、プリマハム基礎研究所(茨城県土浦市)が、検査・診断試薬の開発製造を手掛ける(株)ニッポンジーン(東京都千代田区)と共同で製品化を進め、開発に成功したもの。基礎研究所独自技術による高性能なモノクローナル抗体を利用することで、その他のナッツ類との交差反応が非常に少ないことが特徴だ。同社では、電話やEメールで申し込むと無償サンプルが進呈される「お試しキャンペーン」を実施している。
問い合わせは、プリマハム基礎研究所(TEL:029-842-4333、E-mail:Allergeneye@primaham.co.jp)。