クリームチーズ「キリ」のスイーツ、量販店で拡大/ベル ジャポン・プレシア
3月23日都内で開催の初の2社共同メディア試食会で、大髙寛ベルジャポン代表取締役らが話したもの。市場に数あるチーズスイーツの中で、「キリ」のブランド力と品質をより高めた確かな美味しさで、圧倒的な存在感を押し出していく意気込みを示した。
両社のコラボスイーツは16年4月、キリ50周年を機にスタート、約2年間で23商品を発売しており、その中で最も売れ筋が「レアチーズタルト」、量産型の市販用タルトの市場で金額シェアNo.1を維持している。現在は「まっ白なもちもちチーズロール」も売上げ急拡大中で、今回、チーズ配合率を高めた既存品のブラッシュアップと、新形状の新商品投入で、シリーズを強化しさらなる売上増につなげる考えだ。
会では岩下穣ベルジャポン営業本部長が、業務用では味にこだわるシェフが愛用するキリチーズ、価格が高めなスイーツを、市販用の手軽価格で幅広い人に届けたい思いから、コラボスイーツが始まったことを紹介。その後、池永周平マーケティング部長が、キリスイーツを日常のスイーツとして登場頻度を高めていくマーケティング施策を話し、ブランド体験の場として今年も「キリカフェ」(3年目)を4月11日から都内で実施するほか、周辺のネイルサロンなど14店舗とコラボしたカフェ以外での体験も試みる考えを示した。なおコラボ商品については、「レアチーズタルト」はキリ配合率を26%から34%へ、贅沢な味わいへブラッシュアップ、また満を持してベイクドタイプを投入、「キリ」を全面に押し出した圧倒的な存在感で、市販用タルト市場No.1の座を強固なものにしていく。
プレシアが設備投資し、新たに4月1日投入する新形状の「レアチーズボール」は、「ケーキをそのまま丸くした一口タイプ」(菅野志井那プレシア生産本部商品部企画課)で、食べやすさ、持ち運びやすさでスイーツの食シーンを広げていくことにも挑戦する。
〈食品産業新聞 2018年4月2日付より〉
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