戦時中も品質維持、不可欠な存在に―バリラジャパン「スパゲッティNo.5 1.7mm」
〈イタリアNo.1パスタ〉
真っ青な紙の箱で有名なイタリアNo.1のパスタメーカー・バリラ社は今年、創立140周年を迎えた。日本の消費者に合わせたパッケージを展開しつつ、さらなるブランド認知度向上、バリラ社の歴史や考え方を伝えるべく、さまざまな取り組みを行っている。
真っ青な紙の箱で有名なイタリアNo.1のパスタメーカー・バリラ社は今年、創立140周年を迎えた。日本の消費者に合わせたパッケージを展開しつつ、さらなるブランド認知度向上、バリラ社の歴史や考え方を伝えるべく、さまざまな取り組みを行っている。
日本法人・バリラジャパンによると、バリラ社の歴史を表す言葉が三つあるという。①「わが子に食べさせたいものをお客様にも」②「バリラあるところに家庭あり」③「あなたに良いものは地球にも良いもの」。
「140周年の社史を紐解くと、世界大戦中には良質な原材料が手に入りにくい時代があった。その中、創業者は『子供に食べさせたいと思えるものを届けたい』という思いで品質を落とさずに製造を続けた。これが今も会社の哲学として受け継がれ、その結果、イタリアでは広く家庭に浸透し、家庭の食生活になくてはならない存在になった。家に帰って食べた時にほっとする、日本で言うお味噌汁のような存在だ」(バリラジャパン)
その後、学術的なアプローチを行うバリラ食品栄養学センターを設立、日々研究を重ねている。例えば、食品の栄養と環境への影響を簡単に比較できる図「ダブルピラミッド」を作成。三角形をした「食品ピラミッド」は下位で面積が大きいところに位置する食品(果物や野菜、穀類)ほど、摂取頻度を高めた方が良いということを表したもの。
逆三角形型の「環境ピラミッド」では、下のチャートに位置する食品ほど環境に及ぼす影響が少ないことを表している。「この二つの表を照らし合わせると、体に良い食品と、地球にやさしい食品はほぼ一致している」。「あなたに良いものは地球に良いもの」という視点で経営を行っている。
〈食品産業新聞2017年12月4日付より〉