〈第47回食品産業技術功労賞〉明星食品 即席麺市場における低糖質麺の普及
商品設計については、「はじめ屋」は、こってりとした濃厚なスープが特徴で、“ラーメンが好きだが糖質も気になる”という人も満足できる商品。「ローカーボNoodles」は、普段あまりカップ麺を食べないライトユーザーに対して提案したもの。カロリーも200kcal未満に抑えている。
プロモーションとしては、市場定着を図るべく、売り場作りの提案や品質アップの取り組みを随時行う。これらが奏功し、即席麺市場では発売から1年が経つと消えてしまう商品が多い中、同商品は発売から約2年が経った現在も問い合わせが途切れないなど、市場定着が進んでいる。
明星食品 代表取締役社長 松尾昭英氏
〈飲酒後のシメとして食べられる〉
健康的かつ美味しく食べるにはどうしたら良いかのか。そこで出したのが低糖質麺シリーズ。配合や製法技術を工夫することで、味や食感は通常の即席麺と変わらない。
人の為ではなく、自分の為の商品でないと売れない。自分に為には、美味しいものしか食べたくない。お酒を飲んだ後のシメとして食べられるラーメンをテーマに発売したのが「はじめ屋」。ヘルシーかつ美味しいということが重要だ。食べることを楽しむのを犠牲にしてしまうと成り立たない。
飲料以外で糖質オフ商品はなかなか売れない。このような中、店頭コーナー化に力を入れている。普通の即席麺コーナーに並べられたり、特売にかけられてしまうと負けてしまうため、低糖質のパンなどと一緒にコーナー化することをさらに進めたい。
糖質を意識している人は、基本はラーメンコーナーに立ち寄らない。本来素通りする人が、素通りしなくても良いよう取り組んでいきたい。今後、65歳以上が人口の3分の1を占めるようになり、ヘルスコンシャス向け商品は一般的になってくる。売場の3割がこのような商品でないと時代に合わなくなってくると思うが、ビジネスがついていっていない状況だ。コーナー化している店舗も増えてきてはいるが、さらに進めていきたい。
〈食品産業新聞2017年12月4日付より〉