明治・ブルボン・森永製菓がコロナ拡大防止を菓子で支援
〈明治、フードバンクに菓子10万個寄贈〉
明治ホールディングスは4月27日、一般社団法人全国フードバンク推進協議会加盟のフードバンク団体のうち30団体へ、約10万個のお菓子を寄贈したことを発表した。
現在、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため休校になっている学校が多く、これまでよりも食品を必要としている家庭が増加していることを受け、5月5日の「こどもの日」に向けて寄贈を行った。 果汁グミ、アポロ、プッカ、ヨーグレット、ハイレモンの計5種類の菓子、合計約10万個を、4月15日から24日にかけて寄贈した。
この寄贈は、明治グループ全体で行っている社内募金制度「明治ハピネス基金」で集まった募金と明治ホールディングスからの寄付金によるもの。今回、明治グループ全体で1,000人以上の役員・従業員がこの社内募金制度に参加したという。
〈ブルボン、新潟県菓子工業組合と協力し、学生にお菓子の詰め合わせを送付〉
新潟県柏崎市は4月24日、新型コロナウイルス感染症の拡大により、ゴールデンウイークの帰省を自粛している県外の柏崎出身の学生を応援するため、菓子の詰め合わせを送ることを発表した。
同市に本社を構えるブルボンや新潟県菓子工業組合柏崎支部が協力し、クッキーや柏崎市特産品「笹団子」などの詰め合わせを送る。対象は、柏崎市への帰省を自粛している新潟県外に住む柏崎市出身の学生(大学、短大及び専門学校など)。申し込みは柏崎市のホームページ上の専用フォームから行う。締め切りは5月31日。
〈森永製菓、「inゼリー」合計36万個を無償提供〉
森永製菓は4月24日、新型コロナウイルス感染症対応に従事する医療機関に対し「inゼリー」合計36万個を無償提供することを発表した。
対象機関は、国内の感染症指定医療機関および新型コロナウイルス感染症患者を受け入れている一般医療機関とし、現在、研究開発などで関連のある大学病院・医師会と相談して調整・準備を進めている。対象商品は「inゼリー〈エネルギー〉」「inゼリー〈マルチビタミン〉」「inゼリー〈プロテイン〉」の3種類、合計36万個。
「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、国民の生命を守るために懸命に医療活動を継続してくださっている医療従事者の皆様にささやかながらお力添えをいたしたく、「inゼリー」を無償提供させていただくことを決定いたしました」(森永製菓)
新型コロナウイルス感染症の拡大防止に国が一丸となって取り組む今、子どもや医療機関などに対する支援は、菓子メーカーなど食品企業各社で今後も広がりそうだ。