エキナカ自販機「アキュア」に「旨辛 麻婆スープ」、大豆そぼろ入りで飲み応え、後味すっきりで水いらず/JR東日本ウォータービジネス×永谷園
現在「アキュア」自販機は、JR東日本エリアのエキナカを中心に約8,000台を設置。メーンユーザーは40代~50代男性で、男女比は7対3となっている。「男性9割、女性1割といわれる街中の自販機に比べ、女性の購入比率が高い」(JR東日本ウォータービジネス)ことが特徴だ。
エキナカの特性から、1日の売り上げは「朝のラッシュ時」「15時~18時」「20時~23時」に集中しており、同社ではこの時間帯に合わせたラインアップを各飲料メーカーの売れ筋や季節にあわせて取りそろえている。価格は110円~160円程度。
例年、気温が下がり始める9月後半以降にホット飲料の導入を順次開始するが、その中でも近年伸びているのがスープ飲料だという。
コーンポタージュ系一強の時代から、永谷園「しじみ70個分のちから」の投入によって飲み会帰りの需要を獲得。また、ダイドードリンコ「濃厚デリ オニオングラタン風スープ」では帰宅夕飯前の間食需要などを取り込み、16時~18時と20時~23時を中心に売り上げを伸ばしてきた。帰宅後の夕食用に購入するケースもあるという。
JR東日本ウォータービジネスが外部メーカーと共同で開発する「アキュアメイド」ブランドのスープは昨年までに、永谷園と共同開発した「気仙沼産ふかひれ使用 ふかひれスープ」などの3品を発売し、いずれも好調だったことから、新作の「旨辛 麻婆スープ」を4品目として投入する。
「旨辛 麻婆スープ」は大豆そぼろ入りで、飲み応えの満足感が高い商品。チキンやポークをベースに醤(ジャン)を加え、唐辛子と花椒で辛味を出している。「当社の中華系総菜を作ってきたノウハウを生かして開発しており、飲み終えた後に水が必要にならないよう、後味をすっきりとさせた」(永谷園)。同品を使った簡単な料理レシピもSNS上で紹介する。
〈大豆油糧日報 2019年12月5日付〉
商品発表会では「旨辛 麻婆スープ」を使ったレシピを紹介
〈大豆油糧日報 2019年12月5日付〉