日清のどん兵衛「鬼滅の刃」煉獄＆炭治郎のパッケージは東日本・西日本で異なる!? その違いと理由とは

「日清のどん兵衛 きめつうどん」東西パッケージ比較(左＝東日本、右＝西日本)

 
パッと見た印象では同じに見えるかもしれないが、しっかりと見比べると東日本向けと西日本向けでは、うどん・そばの写真が違う。天ぷらやねぎ・かまぼこなど具材に注目すると分かりやすいかと思う。
 
カップ麺に詳しい人にはよく知られている話だが、実は「日清のどん兵衛」は、東日本向けと西日本向けで商品仕様が異なる。通常品のパッケージを見比べれば一目瞭然で、東日本向け商品には「東日本限定 コクと旨みのWだし 本鰹×宗田鰹」、西日本向けには「西日本限定 華やぐ旨みのWだし 本鰹×昆布」の記載がある。

「日清のどん兵衛 天ぷらそば」通常品 東西パッケージ比較(左＝東日本、右＝西日本)

「日清のどん兵衛 きつねうどん」通常品 東西パッケージ比較(左＝東日本、右＝西日本)

 
日清食品によると、うどん・そばには歴史的に東西で味の嗜好に違いがあることから、「日清のどん兵衛」は東日本と西日本で味を分けて販売している。全国展開のカップ麺として地域別に味を分けて発売したのは「日清のどん兵衛」が初めてだという。
 
2021年は、9月上旬に東日本仕様の「天ぷらそば」と、西日本仕様の「天ぷらそば」「きつねうどん」でリニューアルを実施しており、つゆのベースとなる“だし”を10年ぶりに刷新。
 
東日本向け「天ぷらそば」は、これまでの本鰹のだしに力強い宗田鰹のだしを合わせることで、コクと旨みが増した味わい深いつゆに仕上げている。西日本向け「天ぷらそば」「きつねうどん」は、本鰹と昆布のだしが上品に調和した特長はそのままに、本鰹の豊かな風味と昆布の後引く旨みが増した味わい深いつゆに生まれ変わった。
 
これまでしょうゆ感のあるつゆが好まれていた東日本では、近年、うどんをメイン商品とした外食チェーン店が全国的に広がったことで、西日本の“だし”のきいたつゆが好まれる傾向が強まり、また、“だし”にフォーカスした“だしグルメ”や“だし専門店”も、全国的に人気を集めている。「どん兵衛」のつゆの刷新は、これらの嗜好の変化を受けて実施したという。
 
日清食品は「どん兵衛」のリニューアルにあたり、「“だし”がパワーアップして、つゆがさらにおいしくなった『日清のどん兵衛 きつねうどん』『日清のどん兵衛 天ぷらそば』を、この機会にぜひお楽しみください」などとしている。

「日清のどん兵衛」鬼滅の刃パッケージ 商品概要

 
なお、「鬼滅の刃」のコラボパッケージの「日清のどん兵衛」については、そば・うどんの写真は異なるものの、煉獄杏寿郎・竈門炭治郎のイラストは同内容。販売地域は西日本向けが富山県、石川県、福井県、滋賀県、奈良県、和歌山県以西。その他東日本では、東日本向けを販売する。 
 
◆日清のどん兵衛＆日清焼そばU.F.O.×「鬼滅の刃」コラボ公式サイト