味の素、エスニック即席麺「Yum Yum」国内販売へ、3月15日から

味の素(株)(中村茂雄社長)は3月15日から、タイを中心に展開してきた即席麺シリーズ「Yum Yum」を国内で本格販売する。国内のエスニック即席麺市場の更なる拡大を見込み、「トムヤムクンヌードル」、「トムヤムクンクリーミーヌードル」(1食/3食)の2アイテムを投入。オープン価格。主なターゲットは20~40代女性。
同シリーズは、味の素グループのワンタイフーヅ社(タイ)が1972年からタイで発売開始。同国で年間約8億食を販売するほか、ドイツやフランスなどでも展開している。「海老やパクチーなど豊富な生鮮原料を煮込んだスープに、酸味・辛み・甘みなどのおいしさが詰まった本格的なトムヤムクンヌードルとして人気を集めている」。
2023年度の日本国内のエスニック即席麺市場は54億円(2019年度比+63%、同社調べ)と、「今後もさらなる拡大が予想される」。そのような中、同社は2021年から約3年間、タイから輸入した同シリーズのテスト販売を一部チャネルで実施。「本場の味わいをそのまま楽しめる即席麺として好評だった」とし、安定供給できる体制を構築したことから全国発売に踏み切った。
スープ(ワンタイフーヅ社製造)は輸入し、麺は国内製造する。従来のパッケージデザインを活かしつつ、味のイメージや製品特徴が伝わるデザインにリニューアル。初夏にはテレビCMなども予定している。
(米麦日報 2月28日付)