平成26年産米質概況を総括「北海道、東海、近畿、四国やや劣る」=精米工

 (一社)日本精米工業会(木村良会長)はこのほど、平成26年産米質概況の調査を完了。その総括を会報「精米工業」最新号に掲載している。それによると、「地方別の総合的な評価としては、平年よりも北海道、東海、近畿、四国地方が全体的にやや品質が劣る傾向が見られる。これは、近年の地球温暖化による気候変動から天候の不安定化が要因となり、登熟のバラツキが引き起こされていることによると考えられる。特に東海以西の地方は、6月以降断続的に低温・日照不足となったことなどにより登熟が平年を下回ったことが影響している」、「数年前からの全国的な玄米の白度上昇は、この登熟のバラツキによる未熟粒や死米等の発生・混入が増加傾向であることが要因となっている」とコメントしている。調査点数は148産地品種銘柄の1,249点。

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