パイオニア㈱工場跡地に大麦新工場、夏に稼働予定=はくばく

㈱はくばく(長澤重俊社長)は5日、山梨県庁で山梨県と共同記者会見を開いた。県内のパイオニア㈱工場跡地(中央市西花輪)を購入し、大麦商品(もち麦)の生産ラインを増設すると発表。増設後のもち麦の生産能力は最大で年間6,000tと現状の2.5倍になる。3月27日に工場跡地を購入し、夏には新ラインの稼働を予定する。総投資額は約25億円。県は不動産取得税の免除等で協力する考えを示した。
長澤社長は「当社は昭和16年創業で富士川町に山梨本社、東京都中央区に東京本社を構え、精麦、雑穀、穀粉、麦茶、米の製造販売をしている。経営方針として『The Kokumotsu Company』として、『いつでもどこでも大麦雑穀』を掲げている」と挨拶。大麦製品の市場動向として、「ここ2年ほど、大麦に豊富に含まれる水溶性食物繊維に注目が集まり、マスコミにも取り上げられる機会があった。年間120%程度の伸びとなっており、現在の2万tの消費量から20万tになっていってもおかしくない。また、食品の機能性表示の制度が変更になり、さらに需要を押し上げる可能性がある」とした。

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