2014年度減収減益も2015年度は微増計画、米穀部門は減少計画=ホクレン
本紙の調べで、ホクレンの2014(平成26)年度事業実績、2015(平成27)年度事業計画の詳細が以下の通り明らかになった。
〈2014年度事業実績〉一般の売上高にあたる取扱高は1兆4,797億円(計画比0.8%増、前年度比2.8%減)となった。米穀部門は68億円減収(うち、うるち米64億円の減収)。生乳の乳価上昇や家畜の価格上昇から酪農部門は増収したものの、総額は減少した。このうち米穀部門の取扱数量は、一般品でうるち・もち米2万62t(前年度比3.5%減)、規格外米他4万926t(同35.2%増)、卸米穀12万6,452t(同2.3%減)、共計品でうるち・もち米36万8,827t(同3.6%増)、規格外米2,893t(同82.4%増)、加工用米3万1,106t(同29.6%増)。この結果、事業総利益283.72
億円(同0.0%減)で微減益。事業管理費は227.56億円(4.5%減)、事業利益56.16億円(23.2%増)、事業外損益4.69億円(10.5%減)、経常利益60.85億円(19.7%増)となった。
〈2015年度事業計画〉取扱高計画は1兆4,811.83億円(前年度計画比0.9%増)。うち米穀部門は47.64億円の減少計画。取扱数量計画は以下の通り(カッコ内は前年度計画比増減率)。米穀部門=うるち米36万2,217t(0.4%減)、もち米3万3,347t(2.2%減)、酒米1,857t(8.6%減)、加工用米1万8,690t(33.9%増)、規格外米2万1,724t(0.3%減)、新規需要米10,173t(1379.5%増)、政府備蓄米2万673t(14.7%減)卸米穀部門=精米9万500t(0.6%増)、玄米3万300t(3.2%増)。
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