8日からマレーシアへの輸出=アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマグループは8日、マレーシアに米の輸出を開始する。
同グループの業務用米の販売を主に担う、舞台アグリイノベーション㈱(大山健太郎会長)が、「低温製法米」シリーズ20アイテム18tを輸出。8日に東京港を出港するもの。米穀の海外輸出は同グループで初。
内容は北海道ゆめぴりか、北海道ななつぼし、宮城ひとめぼれ、山形つや姫、新潟コシヒカリの5産地銘柄。通常精米と無洗米をそれぞれ、2kg入、5kg入で輸出する。パッケージは海外向けのオリジナル仕様(写真)。現地の食品卸DOKA社を通じ、マレーシア伊勢丹を中心とした小売店で、富裕層を主要顧客に販売する方針。
アイリスオーヤマ㈱(大山健太郎社長)は、「マレーシアは香港やシンガポールと比べ日本米の流通量が少ないことから、輸出先に選定した。決定までの過程では、低温製法米の1年間という長い賞味期限が、現地での高評価につながった。今後は他国への輸出や法人ルートも視野に入れている」としている。