マ・マーマカロニ神戸冷凍食品工場本格稼働=日清フーズ
日清製粉グループの日清フーズ㈱(岩﨑浩一社長)は、連結子会社のマ・マーマカロニの神戸工場内に建設中だった冷凍パスタ等の冷凍食品新工場が完成、このほど本格稼働に入った=写真は工場外観。神戸冷凍食品工場は、日清フーズがこれまでに培ってきた技術とノウハウを結集した最新鋭・高能力の工場で、ラインの自動化・省人化・高速化の設備を導入し、より生産効率を向上させているのが特徴。また生産能力は国内最大級の年産5,200万食を誇り、同社の冷凍食品事業における西日本地域での初の生産拠点となる。同社では、「東日本の既存工場と合わせ、生産品目の最適配置により、効率的な生産、安定的な供給体制を構築していく。市場ニーズに対応し、冷凍食品事業の持続的成長と冷凍パスタ市場の更なる拡大を図っていく」としている。
神戸新工場では、安全・安心への取り組みを徹底し、生産エリアは衛生管理レベルに合わせて区分し、製造エリア入口から衛生管理エリア別に従業員の作業動線を完全に分けている。建物の窓を無くした無窓工場とし、併せて微陽圧システムを導入するなど、埃等の侵入を防ぎ、衛生度を向上させている。また、生産エリア随所に品質保証カメラを設置し、工場の入退場にはICタグ管理を導入するなど、フードディフェンスにも配慮している。
マ.マーマカロニ神戸冷凍食品工場は、敷地面積16,500㎡、建物面積(生産エリア)5,600㎡。総工費約28億円。
今回の神戸冷凍食品工場の本格稼働に合わせ、マ・マーマカロニ神戸工場でのドライパスタ製造は、マ・マーマカロニ宇都宮工場とトルコ日清製粉に移管し、「ドライパスタ事業を一層強固なものとする」。