食品企業の3割が輸出に、1割が海外展開強化に積極姿勢=日本公庫
㈱日本政策金融公庫はこのほど、食品企業の輸出・海外展開に関する意向調査結果をまとめた。7月に行った2015年上半期食品産業動向調査の特別設問として調査したもので、全国の食品関係企業7,219社を調査し、2,747社から回答を得た(回答率38.1%)。
<今後の事業強化地域>今後どの地域で事業強化していきたいかを聞くと(複数回答)、「国内(地場)」62.3%、「国内(地場以外)52.1%と、国内での事業強化の意向が強いが、「海外(日本からの輸出)」27.2%、「海外(海外展開)」11.4%となった。国内食品関連企業の約3割が輸出に、約1割が海外展開の意向を持っていることも浮かび上がっている。
<輸出・海外展開の対象国>日本から輸出を強化したいと回答した企業に、輸出先の対象国・地域(複数回答)について聞くと、「香港」51.7%、「台湾」50.5%、「米国」40.4%、「中国」34.7%、「EU」27.6%の順だった。また、海外展開を強化したいと回答した企業では、「中国」34.9%、「台湾」33.0%、「タイ」31.0%、「香港」30.7%、「米国」30.3%と続く。「EU」は10位だが17.2%と一定の割合を占めている。
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