【新春インタビュー】日清製粉・見目信樹社長

見目 日清製粉グループでは2015年4月から、持続的成長に向けた新経営計画「NNI-120Ⅱ(バージョン2)」をスタートさせています。前中期経営計画の3年間はトップライン(売上高)の拡大に取り組み、新経営計画ではボトムライン(収益性)を重視した「収益基盤の再構築」に大きく舵を切りました。日清製粉でも、収益低減に歯止めをかけるべく、取り組んでいます。知多工場の増設新ラインが本格稼働に移り、これを記念し、お客様ニーズに対応した新製品を発売したほか、新規顧客の獲得を進めるなど、上半期の小麦粉出荷数量は前年同期を上回りました。また、海外事業では、米国のミラー・ミリング社が2014年5月に米国内4工場を買収後、PMI(経営統合施策)を積極的に推進し、出荷数量を増やしています。この結果、製粉事業の2016年3月期第2四半期売上高は1,318億500万円(前年同期比19.9%増)となりました。営業利益は、知多工場の減価償却費用の増加や、ふすま市況の低下もあって38億7,500万円(2.6%減)となりましたが、これら特殊要因を除くと、収益低下が下げ止まりつつあります。

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