「花粉症緩和米」を研究用試料として民間に提供=農研機構
農研機構は21日、いわゆる「花粉症緩和米」を、研究用試料として民間企業や大学、試験研究機関などに提供すると発表した。農研機構では長年、花粉症緩和米の研究に取り組んでいるが、GM(遺伝子組換え)イネによる試験研究であることから、実験の段階(ステージ)が進むごと許可やパブコメが必要な上、隔離圃場での栽培が前提となっており、遅々として進んでいないのが実情。このため一定条件下で民間へ提供することで、実用化を加速させたい狙いがある。
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