2015年度の国内加食市場、0.5%増の29兆7,297億円=矢野経済

㈱矢野経済研究所はこのほど、2015年度(2015年4月~2016年3月)の国内加工食品市場規模(メーカー出荷金額ベース)を前年度比0.5%増の29兆7,297億円と公表した。「国内加工食品市場に関する調査(2016年)」としてまとめたもので、2016年5~7月に国内有力食品メーカー、食品卸、関連団体等を調査したもの。2014年度の消費税率引上げ前の駆け込み需要の反動を受け、前年度比0.6%減の29兆5,705億円と減速したが、2015年度は持ち直した形となった。また、2015年度は、円安の影響による輸入原材料の調達コスト上昇を受け、様々な加工食品の製品価格値上げが実施され、メーカー出荷金額ベースで市場規模の底上げも見られた。今回の調査は、飲料、菓子類、酒類、パン・麺類、調味料、冷凍食品、水産加工品、農産加工品、乳製品、健康食品、食肉加工品、インスタント食品・レトルト食品他、油脂加工品、小麦粉類・粉製品、砂糖・甘味料類の15カテゴリー177品目を対象にした。

詳細は本紙をご覧ください。