原料原産地表示の表示は原則国別表示へ=原料原産地表示検討会

農林水産省と消費者庁は12日、「加工食品の原料原産地表示制度に関する検討会」(森光康次郎座長)の第8回会合を開いた。議題は「実行可能な方策についての検討」。事務局と森光座長は、△原料原産地表示制度の対象は全ての加工食品、△原料原産地表示の表示は原則として国別表示、△国別表示が難しい場合は、「可能性表示」「大括り表示」「中間加工地原材料の表示」を認める、△対象とする原材料は配合割合ではなく、重量順位で判断する–という方向性を示した(9面に関連資料)。委員からは「原則として国別表示」を支持する意見が多数あった。また、「可能性表示」については消費者に誤認を与える可能性を指摘しつつも、表示方法を工夫して取り入れる意見がある。次回会合は10月5日。次々回には中間とりまとめを行う見通しだ。

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