2018年3月期第2四半期連結、増収も戦略的広告等で減益=日本製粉
<製粉事業>売上高478億8,800万円(2.9%減)、営業利益23億6,100万円(27.8%増)。品質管理の強化に努め、ニーズをいち早く捉えた商品開発、価格品質改善提案、各種情報提供といった提案営業の強化に取り組んでいるほか、各種展示会への出展、経営セミナー、講習会・講演会の開催などの営業活動を展開し。小麦粉の出荷量は前年同期を上回った。しかし、前年の小麦粉価格改定の影響で減収となった。ふすまも、販売数量は前年同期を上回ったが、市況の影響で減収となった。
<食品事業>売上高962億6,600万円(6.0%増)、営業利益21億4,100万円(36.3%減)。業務用食品は、プレミックスの出荷が好調のほか、業務用市場でイタリア産パスタブランドの「フェラーラ」を展開し増収となった。家庭用加工食品では、日本生まれのプレミアム・パスタブランド「REGALO(レガーロ)」でテレビCMの投入で拡売に努めたが、節約志向が残る中、減収となった。
家庭用冷凍食品では、個食冷凍パスタ「オーマイ プレミアム」シリーズに加え、新ブランド「オーマイ パスタ!パスタ!」を発売しトレー入り商品ラインを強化。一食完結型の「よくばりプレート」シリーズの強化などが奏功し、売上高は前年同期並みとなった。中食関連食品は増収となった。<その他事業>売上高166億500万円(2.3%増)。エンジニアリング事業、ペットケア事業の売上高は前縁同期を上回ったが、外食事業は前年同期を下回った。
通期連結業績予想は、既発表から変更はなく、売上高3,350億円(前期比7.1%増)、営業利益120億円(3.7%増)、経常利益135億円(2.6%増)、当期純利益90億円(0.7%増)を見込む。
〈米麦日報2017年11月8日付より〉