シンガポールに外食で合弁現法=神明
新会社の所在地は「30Tai SengStreet, #09-01Breadtalk IHQ,Singapore 534013」。代表者(CEO)はHenry Chu Heng Hwee氏。資本金は300万シンガポールドル(約2.50億円)で、ブレッドトーク・グループの子会社であるTogether Inc. Pte.Ltd.が66%、神明が34%を出資。神明が日本産の小麦や乳製品などの食材をブレッドトーク・グループに供給する。合弁相手のブレッドトーク・グループは、2000(平成12)年、シンガポールで設立。ベーカリーショップ、レストランなどの外食店をシンガポールや中国などで約1,000店(FC含む)展開している。
会見の席上、ブレッドトーク・グループのジョージ・カク チェアマンは、「歴史ある神明とパートナーシップを結ぶことができ光栄に思う」と述べた。神明の藤尾社長も、「設立してから17年で巨大チェーンを築きあげた勢いのある企業と一緒に仕事ができることを光栄に思う」と語った。また藤尾社長はシンガポール進出について、「シンガポールを拠点にビジネスの展開を進めたい。ブレッドトーク・グループのビジネスベースを活用して、シンガポールビジネスを成功させたい。日本の味をアジアに広げていきたい」と意気込みを語った。今後は両社が持つブランド、商品、システムを利用した共同店舗の展開なども検討しているという。
〈食品産業新聞2017年12月26日付より〉
【関連記事】
・〈第47回食品産業技術功労賞〉神明 コメ輸出と寿司店の海外展開
・第47回食品産業技術功労賞祝賀パーティで「受賞の言葉」5氏
・「和食文化を世界に発信!」=神明・藤尾社長