シマダヤ2018年3月期 単体業績は増収増益、連結では子会社で一部取引中止などあり微減収も経常増益
シマダヤ(株)(木下紀夫社長)は29日、2018年3月期決算報告を明らかにした。単体で売上高362億5,900万円(前期比0.4%増)、経常利益20億2,500万円(12.5%増)、当期純利益13億800万円(19.4%増)の増収増益。
販売面で、家庭用チルド麺の売上高は前年比0.2%増。「流水麺」が素材タイプ2人前を中心に拡大し、ブランドトータルで過去最高売上高を更新。また、年間を通して育成に取り組んだ「本うどん」食塩ゼロ・糖質40%オフ、「本そば」食塩ゼロ等、健康価値商品すべてが拡大した。業務用冷凍麺の売上高は0.6%増。「太鼓判」シリーズ、大手ユーザー向け商品やミニタイプ麺が拡大した。
一方、連結業績は売上高372億2,100万円(0.2%減)、経常利益23億4,800(5.8%増)万円、当期純利益13億1,800万円(3.8%減)と、わずかに減収も経常増益となった。子会社における一部取引先の取引中止等があり減収。利益面では、経常利益は増益だったが、当期純利益は子会社の固定資産除却損、子会社の所有する土地の減損損失等を計上したことから、減益となった。
〈米麦日報 2018年5月30日付より〉
【関連記事】
・日本最大規模の冷凍めん生産ライン 宮城・大崎市で稼働/シマダヤ
・シマダヤ、17年4~11月の業績は売上・利益とも前年並 冷凍では家庭用堅調・業務用は前年並も「真打」伸ばすのが課題