〈コラム・交叉点〉農家兼タレント兼アイドル
〇・・・城島さんは撮影時の裏話として「太陽が雲に隠れて天気待ちの時間もあったが、その間は生産者の皆さんと農産物の話をしていた。普通に農家同士の会話という感じだった。きゅうりならイボの硬さが美味しさの目安で~」と、タレント・アイドルというよりも農家の顔で熱弁。
〇・・・さすが某番組で培った技術と知識、と記者が思っていたところ、城島さんは「番組を通じて村づくりからものづくりの凄さや知恵を学んできた。震災から7年が経つが、いつか浪江町のあの村に戻りたいという心は残してきたまま。安心・安全は当然のことで、今後は食べて美味しいものを作っていくことを、自分たちも福島の生産者の代表として恥ずかしくないようにやっていきたい」と力強く語っていた。
〇・・・また、内堀雅雄福島県知事は「このCMで伝えたいことは『ふくしまプライド』。福島の農産物の魅力や美味しさ、生産者の情熱・誇りを全国に届けたい」とした上で、「今は西日本の豪雨災害で、辛い思いをされている方々が沢山いる。我々もできる限り恩返しという思いで支援したい。それこそが絆だと思う」と話した。
〇・・・ちなみに、今回のCMに国分さんは出演していない。その国分さん、報道陣の前に姿を見せて開口一番、ディレクターの箭内道彦さんに対し「ちょっと聞きたいんですけど、なんで(出演は)城島と松岡だったんですか! ふたりよりはイイ顔ができると思うんですが!」と猛抗議。一方の箭内さんは「まだ秋に新CMを用意しているんで、そこで太一くんにはやっぱり米を食べてほしいと思っている」と切り返した。
〇・・・あまり納得していないようだったが、国分さんが“イイ顔”をして米を食べる出来秋の新CMにも乞うご期待だ。
〈米麦日報 2018年7月13日付より〉