昭和産業 来春入社内定者33名に「体験型内定式天ぷら研修」、揚げ方のコツ伝授

左から中村専務、太田専務、内定者達
昭和産業(株)(新妻一彦社長)は1日、来春入社内定者を対象にした「体験型内定式天ぷら研修」を実施した。来春入社内定者33名(男性20名、女性13名/院卒15名、学卒18名)が、実際に天ぷら揚げを体験する企画で、今回で3回目。

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同社の商品開発研究所担当者の指導のほか、中村圭介代表取締役専務執行役員生産・技術部門統轄と太田隆行取締役専務執行役員営業部門統轄が、天ぷら職人に扮し、天ぷらの揚げ方のコツを直接伝授した。

天ぷら研修は、1960年に世界で初めて家庭用天ぷら粉を発売し(米国で発売)、現在は「天ぷら粉国内シェアNo.1(業務用、家庭用合計、同社調べ)企業として、入社に向け当社製品を使った研修を通し、製品理解や企業理解に加え、学生から社会人になることへの意識改革」を目的に実施しているもの。冒頭挨拶した中村専務は「昭和産業は、国内で初めて家庭用天ぷら粉を発売(1961年)したパイオニアメーカーであり、長期ビジョンで謳う『昭和魂』を伝承すること等を目的に体験型天ぷら研修を実施している。既に研修を受けた社員からは、『勉強になった』『貴重な体験になった』『役員・社員と触れ合えた』等と好評で、コミュニケーション作りにも有意義だった。

この研修を通じて、製品理解を深め、天ぷらの手軽さ、楽しさ、揚げたての美味しさを伝え、天ぷら粉の普及に努めてほしい。」等と語った。研修で使用したのは、同社のロングセラー家庭用天ぷら粉「天ぷら粉黄金」と今秋発売の新商品「オリーブオイル生活」。研修では、専門スタッフからレクチャーを受けた後、班に分かれ天ぷら揚げを実習した。研修には今春入社の新入社員6名を含む先輩社員がサポートしたほか、内定者とのコミュニケーションも図った。内定者が揚げたえび天と、調理スタッフが小麦粉・卵・水を使って揚げたえび天との食べ比べも行った。

「天ぷら粉黄金」と「オリーブオイル生活」

「天ぷら粉黄金」と「オリーブオイル生活」

閉会の挨拶をした太田専務は「昭和天ぷら粉は、1960年に海外進出をした日本人から『海外でも美味しい天ぷらが食べたい』という声に応え、昭和産業が米国で発売したのが始まり。翌年、日本でも国内発売し、美味しくて本格的な天ぷらを家庭でも作り、楽しめる商品として普及してきた。その考え方が昭和産業の基になっている」等と語った。

〈米麦日報 2018年10月3日付より〉