片渕須直監督ら『この世界の片隅に』メンバー参加、「小さな幸せを、地球の幸せに。」をアニメで訴求/オタフクソース
同作品には、監督・脚本の片渕須直監督をはじめ、大ヒット映画『この世界の片隅に』の豪華メンバーが参加した。キャラクター原案はこうの史代さん(「この世界の片隅に」原作者)、音楽はコトリンゴさん、主人公の声は『この世界の片隅に』で径子を演じた尾身美詞さん、アニメーション制作はMAPPA が手掛けた。
1,028歳の主人公・オオタフクコは、自由気ままで食い意地が張っていても、どこか愛嬌があって憎めない存在。この人物像は、こうの史代さんの『百一 hyakuichi』(週刊漫画ゴラク)のキャラクターをモチーフに誕生した。
その1では、オオタフクコが、戦後の広島で出会った「一銭洋食」(お好み焼きの原型となった鉄板料理)を通じて、行く先々で一緒に鉄板を囲んだ人たちに、小さな幸せと笑顔の輪を広げていく姿が、コミカルかつほのぼのとした世界観とともに描かれている。その2は11月上旬より、その3は12月上旬より順次公開予定。時代を越え、国境を越えて旅するオオタフクコが描かれる。
片渕監督は「お好み焼はみんなで鉄板を囲んで食べるので、自然と笑顔になる。その笑顔が世界中に広がっていけばという思いを、今回の作品に込めた。そして、いま自分たちが食べているお好み焼や普段の食事について、時代を遡って考えることで、時の流れを感じてもらい、その先の未来を考えるきっかけにしてもらえれば」とメッセージを寄せている。
〈動画視聴先〉『わたしの名はオオタフクコ~ 小さな幸せを、地球の幸せに。~』キャンペーンサイト=https://www.otafuku.co.jp/corporate/lp/animation/
〈米麦日報 2018年10月11日付より〉