国産初のデュラム小麦「セトデュール」開発、純国産パスタを商品化/日本製粉・農研機構
〈第48回食品産業技術功労賞 商品・技術部門受賞〉
国産初のデュラム小麦「セトデュール」は、2001年に農研機構(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)西日本農業研究センターが、収穫期に比較的雨が少ない瀬戸内地域での可能性を読み、育種に着手。2012年には、日本製粉が共同研究に参画し、現地圃場での試験栽培での栽培性、製粉特性、パスタ加工性等の試験を繰り返し、2016年2月に「セトデュール」として品種登録公開、2018年10月には種苗法に基づくコムギ新品種として登録されている。
国産初のデュラム小麦「セトデュール」は、2001年に農研機構(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構)西日本農業研究センターが、収穫期に比較的雨が少ない瀬戸内地域での可能性を読み、育種に着手。2012年には、日本製粉が共同研究に参画し、現地圃場での試験栽培での栽培性、製粉特性、パスタ加工性等の試験を繰り返し、2016年2月に「セトデュール」として品種登録公開、2018年10月には種苗法に基づくコムギ新品種として登録されている。
また日本製粉は幾多の開発試験を重ね、国産デュラム小麦「セトデュール」100%使用の「オーマイ瀬戸内生まれのスパゲッティ」(1.7㎜、300g)を商品化、原料デュラム小麦も国産、製造も国内という日本初の純国産パスタという新しいジャンルを切り開いた。
「セトデュール」は、2018年産の生産量が約70t、2019年産は100t超を目指しており、当面は毎年1.5倍から2倍のペースで増産を計画している。
〈食品産業新聞 2018年12月3日付より〉