福島米肥、東京農大で全量全袋検査・県産米流通の講義を実施
福島県米穀肥料協同組合の青年部会は13日、東京・世田谷の東京農業大学で講義に臨んだ。風評被害によって量販店棚が失われ、消費者との接触機会も失い、「市場から淘汰されかねない」危機感から、「全量全袋検査や福島県産米の良食味の周知」を目的に、アカデミックな領域にアプローチした。
総合演習「米概論」の中で国際食農科学科1年生114名に対し、震災後の県産農産物流通の変遷や、収穫後の米が消費者の元に届くまでの流通の仕組みをレクチャー。また実習として、農産物検査員である青年部員による農産物検査体験や、パナソニック(株)の炊飯器開発に携わる「ライスレディ」による食味官能試験などが行われた。
穀刺し体験の様子
〈米麦日報 2018年12月20日付より〉