日本製粉 第8回「アマニフォーラム」セミナー、「子どもの脳と心の発育 脂質との関係」をテーマに開催
今年度8回目となるセミナーでは「子どもの脳と心の発育 脂質との関係」をテーマに開催した。子どもの脳は6歳までに大人の脳の9割まで成長し、12歳までにほぼ完成すると言われ、脳や精神の発達には、遺伝、環境以外に栄養の摂り方も大きな関わりがあることが分かってきており、セミナーでは、子どもの自尊感情を高める体の話と、母親の妊娠期の栄養の摂り方により子どもの脳の発達に与える影響等が紹介された。
冒頭主催者挨拶をした日本製粉(株)の清水弘和取締役専務執行役員は「日本製粉では、無名に近い頃からアマニの研究に取り組み、多くのエビデンス、研究成果を積み重ねてきた。現代の社会の状況、子どもの状況を鑑みると、アマニは食生活・生活習慣の改善に資するものだと密かに確信しており、今後とも『アマニフォーラム』セミナー等を通じ、正確で問題解決に役立つ情報を発信していきたい」等と語った。
セミナーでは、「自尊感情を育てて生活習慣病を予防する」と題して医療法人社団 西船内科の篠宮正樹院長が講演したほか、「脳の発育と精神に与える脂質の影響」と題して理化学研究所脳神経科学研究センター分子精神遺伝研究チームの吉川武男チームリーダーが、糖質の摂取が脳の発育に与える影響を紹介した。
また、ゲストとしてプロゴルファーの東尾理子氏が登場し、プロゴルファーとしての経験を生かした自身の子育て等を通じた家族の栄養管理について、2人の講師と「食生活で子どもの発育をサポート」する方法等についてディスカッションした。
〈米麦日報 2019年1月25日付〉