「第13回全集連全国農産物鑑定競技会」、青森集荷が優勝、準優勝は新潟県集
全集連(宗島慶明会長)は2月28日、都内で「第13回全集連全国農産物鑑定競技会」を開催した。全国20組合から36名が参加し、鑑定技術を競い合った。鑑定対象数は水稲うるち玄米35点、水稲もち玄米5点。
その結果、青森県米穀集荷協同組合の山道金也氏が優勝、新潟県主食集荷商業協同組合の熊倉信夫氏が準優勝となった。3位は(一社)大分県農産物検査協会(大分県食糧集荷協同組合)の小野眞一郎氏。また優秀賞は、(一社)全国瑞穂食糧検査協会理事長賞が福島県米穀肥料協同組合の武藤浩一氏、全国検査流通連絡協議会長賞が秋田県主食集荷商業協同組合の藤村将人氏となった。
競技会に先立って宗島会長は、「皆さんの技術が年々向上していることで実力が拮抗し、最終的には秒差(同点の場合は鑑定時間で順位が決まる)で優勝が決まることもある。1秒たりとも無駄にせず、日頃の実力を発揮していただきたい」と挨拶。
全集連 宗島慶明会長
また、農産物検査法見直しの議論が進んでいることについて来賓からは「実際、卸は消費者や中食・外食、量販店などからクレームが来ることもあり、検査に合格してもそれを上回るものが求められている。全国のどこの検査場でも適格な検査証明が行われることが重要だ」(全米販・厨秀俊常務)、「後にどのような形で見直されても、流通する農産物の適切な評価は不可欠だ」(《一社》全国瑞穂食糧検査協会・荻島雅洋常務)などの声があがった。
〈米麦日報 2019年3月1日付〉