「メディカルライス協会」誕生、「治未病」目的に米の機能性を追求
「一般社団法人 メディカルライス協会」がこのほど設立された。メディカルライスは、米の機能性成分を数量的に定義して病気の予防や治療に用いようというもので、「治未病」を目的としている。理事長には医学博士の渡邊昌氏(《公社》生命科学振興会理事長)が就任したほか、副理事長には同じく医学博士の吉川敏一氏(元京都府立医科大学学長)、新潟薬科大学教授の大坪研一氏が就いた。また、理事には東洋ライス(株)の雜賀慶二社長も名を連ねている。
同協会は「コメの生産、加工、消費者、研究者を結集し、規格の標準化やエビデンスを基盤として疾病予防や食事療法への適用を図ることを目指している。将来の研究者の育成のために助成金制度も設ける予定」としている。
〈米麦日報 2019年5月13日付〉