サトウ食品工業 2019年4月期は増収大幅増益、包装米飯売上高初の200億円超
サトウ食品工業(株)(佐藤元社長)は6月10日、2019(平成31)年4月期決算を公表した。連結ベースで売上高409.00億円(5.7%増)、営業利益11.79億円(38.7%増)、経常利益13.47億円(39.5%増)の増収大幅増益に復活、当期純利益も8.92億円(37.0%増)を計上した。
同社は単一セグメントだが、製品分類別の売上高のうち包装米飯製品では、210.19億円(7.8%増)となった。昨年11月に値上げを断行した一方、「サトウのごはん新潟県産コシヒカリ」が「2018年グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞するなどして堅調な販売で推移。1988年(昭和63年)の包装米飯事業開始以来、初めて売上高200億円超えを達成した。
また包装餅市場が全般に縮小傾向にあるなか、「ながモチフィルム」がもたらす効果の浸透もあり、販売が堅調に推移した包装餅製品の売上高も198.50億円(3.7%増)となっている。
〈サトウ食品工業(株)役員異動=7月22日付〉
▽退任、顧問へ(常勤監査役)小瀬聡
〈米麦日報 2019年6月11日付〉