日清製粉グループ本社、日清ペットフードの事業をペットライン(株)に譲渡

(株)日清製粉グループ本社(見目信樹社長)は12月17日、同社の連結子会社である日清ペットフード(株)の事業をペットライン(株)(朝見恭裕社長、本社・岐阜県多治見市)に譲渡すると発表した。事業譲渡先のペットライン(株)は三菱商事グループの日本農産工業(株)の100%子会社で、1967年7月19日設立、資本金4億8,000万円。譲渡手続きとしては、製品の販売は、新たに日清ペットフード(株)100%出資の子会社を設立し、販売事業等を吸収分割により新会社が継承した上で、当該新会社の普通株式全てをペットライン(株)に譲渡する。製品の製造は、円滑な製品供給を図るため、当面の間、日清ペットフード(株)が継続し、その後、ペットライン(株)が引き継ぐ。

日清ペットフード(株)は1970年10月1日設立で(株)日清製粉グループ本社の100%子会社。資本金13億1,500万円。売上高は2019年3月期で135億2,000万円。

日清製粉グループ本社では、「日清ペットフードは設立以来、取引先様、お客様のご支援、ご愛顧を賜り事業拡大を続け、これまでにグルメタイプの『懐石』『プッチーヌ』、プレミアムブランドの機能食『和の究み JPスタイル』、療法食市場に対応した『JPダイエティクス』等の高付加価値製品を展開してきた。今般、業界のパイオニア企業であるペットライン(株)に事業を譲渡することで、これまでの歴史と長年の努力により培ってきたブランド、ノウハウ等価値が継承され、更なるペットフード業界の発展、拡大に資するものと判断した」としている。譲渡実行日は2020年3月31日。

〈米麦日報 2019年12月18日付〉