神明ホールディングスと宇宙ベンチャー「天地人」が業務提携、衛星データ活用で「宇宙ビッグデータ米」販売

土地評価エンジン「天地人コンパス」デモデータ
株式会社神明ホールディングス(藤尾益雄社長)は12月20日、宇宙ベンチャー「株式会社天地人」(てんちじん、東京都港区、櫻庭康人代表)と業務提携を締結した。

天地人はJAXA(独立行政法人宇宙航空研究開発機構)の研究者らが設立した宇宙ベンチャー企業で、JAXAの認定を受けている。地球観測衛星のデータを活用した土地評価エンジン「天地人コンパス」を使って気候や圃場情報を解析し、実際には収量などが見込める耕作放棄地などの「ポテンシャル名産地」を発掘するプロジェクトを行っている。

今回の業務提携によって、米農家とともに「ポテンシャル名産地」で栽培・収穫した米を、来年9月頃から「宇宙ビッグデータ米」として神明ホールディングス傘下の飲食店を皮切りに提供するとしている。

〈米麦日報 2019年12月23日付〉