【需給俯瞰】令和元年産水稲品種別作付割合、ベスト10割合8年連続低下/米穀機構調べ
米穀機構はこのほど、令和元年産水稲の品種別作付動向を公表した。ベスト10品種は順位の入れ替わりこそあるものの、顔ぶれに変化がない。ただしベスト10品種シェアは1.1ポイント下がっている。ベスト10品種シェアが下がるのは8年連続。分散化が進んでいると言える。ベスト11~20品種も、顔ぶれに変化がないと思いきや、唯一、「天のつぶ」が19位(前年産21位)にランクインしている。代わって「ハツシモ」(前年産20位)が脱落した。
この調査は道府県行政への聞き取りに基づくもの。平成28年産までは7月頃に速報値を公表し、翌年3月末頃に確定値を公表するパターンだったが、「需給に予断を与えるのを避けたい」との理由から、平成29年産からは確定値のみの公表に切り替えている。
〈米麦日報2020年4月30日付〉