ヤマタネ2020年3月期連結は増収減益、食品部門は好調

(株)ヤマタネ(山﨑元裕社長)は5月22日、2020年3月期決算を公表した。

連結ベースで売上高547.59億円(前期比2.5%増)と、不動産部門における販売用不動産売却(13.64億円)の剥落による減収はあったものの、増収となった。一方、営業利益は販売用不動産の売却益の剥落や人手不足によるコストの増加により、前期比38.6%減の32.85億円を計上。経常利益も不動産開発に伴う一時的な資金調達費用の増加等があり、42.3%減の29.40億円と大幅減益。当期純利益は18.25億円(17.5%減)となった。ただし50円配当を継続する。

食品部門では、年間を通して顧客ニーズに応じた商品をタイムリーに提供し、精米7.5万t(前期比9.5%増)、玄米2.1万t(4.3%増)、計9.7万t(8.3%増)と好調。その結果、セグメント売上高は280.25億円(前期比8.7%増)、セグメント利益は6.57億円(12.1%増)と、全部門で唯一の増収増益となった。

物流部門は増収減益、情報部門と不動産部門は減収減益。2021(令和3)年通期業績予想は、売上高507.00億円(前期比7.4%減)、営業利益22.60億円(31.2%減)、経常利益19.60億円(33.3%減)、当期純利益は11.40億円(37.5%減)。

〈(株)ヤマタネ役員異動=6月24日付〉
△取締役・新任((株)ヤマタネロジワークス代表取締役社長)長谷川洋
△取締役・新任、管理本部経理部長、溝口健二
△社外取締役・新任、松本裕之

〈米麦日報2020年5月25日〉