サンヨー食品が研究開発施設を増設、多様化するニーズへスピーディな対応強化
サンヨー食品(株)(井田純一郎社長)は6月16日、新たな研究開発施設の増設を発表した。群馬県前橋市の現開発棟に隣接した所有地内に設置したもので、6月下旬から本格稼働する。設備投資額は約10億円。現開発棟は建築面積1,100平方メートル、延床面積2,112平方メートル(2階建て)で、新開発棟は建築面積864平方メートル、延床面積1,683平方メートル(2階建て)。増設後の延床面積は約1.8倍となる。即席麺の開発技術をさらに高めていく方針だ。
サンヨー食品は、「少子高齢化、世帯の小規模化などの社会変化に伴い、加工食品業界では差別化や高度化が急速に進んでおり、商品開発部門は、多様化するニーズへのスピーディな対応が求められている。新開発棟はさらなる研究開発力強化の拠点として、パイロットプラントの環境整備や設備の拡充を行い、技術開発及び量産化技術、基礎研究を強化し、価値ある新商品開発、既存商品の品質向上を推進していく。また、グローバル企業の開発拠点としても、機能の充実化を図る」としている。
〈新開発棟詳細〉
・住所:群馬県前橋市朝倉町555-4
2019年7月12日着工、2020年4月15日竣工、2020年6月下旬全面稼働
〈米麦日報2020年6月18日付〉