明星食品 即席麺「麺神(めがみ)」は“締まり”ある超極太麺、最新ラインで生産、オンライン発表会で説明
袋麺「明星 麺神 神太麺(かみふとめん)×旨醤油」、「明星 麺神 神太麺×旨 味噌」、「明星 麺神カップ 神太麺×旨 醤油」の発表会。麺神は「常識を越えた麺を味わう神旨な一杯」という、同社が70周年の節目に投入する自信作だ。袋麺は9月21日に関東・甲信越で発売(1食。税別180円)、カップ麺は10月5日に全国で発売(230円)。記者には事前にサンプルを配布し、実食してからの参加を呼びかけた。
明星食品「明星麺神カップ神太麺× 旨醤油」
〈マーケティング部第四グループ・阿部文武ブランドマネージャー コメント〉
◆麺神概要
商品にも記載している「常識を越えた麺を味わう神旨な一杯」として発売する。今まで即席麺では難しかった超極太麺を開発し、超濃厚スープと合わせた。
今までの即席麺の太麺は、正確な表現は難しいが、「フカフカ」な麺といわれた。即席麺特有の「締まりがない」麺だと。今回の麺神は超極太麺でありながら、締まりのある食感を実現した「常識を越えた麺」だ。
◆新ライン概要
東日本明星(株)埼玉工場(埼玉県比企郡)にタテ型カップノンフライ麺の最新ラインを導入した。タテ型カップノンフライ麺のラインは業界でも少ない。今回の最新ラインでは「多様な麺質×多様な太さの麺×多様なスープ」を組み合わせることができる。もちもちの麺から締まりのある麺、細麺から超極太麺、淡麗スープから超濃厚スープまで。麺神は超極太麺と超濃厚スープの組み合わせだが、それ以外にも多様な組み合わせのタテ型カップノンフライ麺が製造できる。
極太麺のポイントは新ラインの麺の乾燥工程だ。風速、風向、温度を段階的にコントロールし、麺中の気泡を自在にコントロールすることを可能にした。チャルメラのような現行のノンフライ麺の断面を拡大してみると、気泡が多いことが分かる。これが歯切れの良いスナック麺の食感を生む。中華三昧のような現行のノンフライ麺はやや気泡が多い。これでコシのある食感に仕上がる。今回の麺神は気泡が少なく、お店の生めんのような締まりのある食感になる。
◆商品概要
袋麺はゆで時間7分。今までの即席麺にない太さ、コシ、食感を実現した。こちらは既存ラインの改良により実現。カップ麺は同社の製麺技術を結集して開発。熱湯5分。コシ、締まりのある食感、小麦の香りを感じる太さと厚みのある麺が最大の特徴。袋麺、カップ麺とも麺に負けない濃厚なスープを使用した。商品名は社内から「これ、マジ神」という反応があり採用した。
◆麺神の評判
有名店の店主やファンサイトへのサンプリングで、非常に高い評価をいただいている。実際の声を麺神の特設サイトに掲載していく。
◆プロモーション
PRでは年間3,000GPRのテレビCMを投下予定。有名ラーメン店主とのコラボWeb企画も実施する。
◆質疑応答
―――袋麺の販売エリアは拡大するのか?
COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)の影響で袋麺の需要が高止まりしていて、全国発売は難しかった。全国発売は安定供給できる時期を見てからになる。
―――ターゲットは?
30~40代のラーメン店を利用する層がターゲット。ちょっといい物には少しお金を出してもかまわないという層を狙う。
―――主要な販売チャネルは?
袋もカップも全チャネルで。
〈米麦日報2020年9月23日付〉