ヤマタネ印西新工場の精米プラント一式、サタケが受注獲得

新精米工場(完成予想図)
(株)サタケ(佐竹利子代表)は11月2日、(株)ヤマタネ(山﨑元裕社長)と精米プラント建設の契約を締結したと発表した。契約締結は2020年3月。

(株)ヤマタネでは、東京精米工場(東京都江東区)と岩槻精米工場(さいたま市岩槻区)の機能を、千葉県印西市で2022年1月稼働予定の新精米工場に集約すべく建設を計画しており、精米設備一式を(株)サタケが受注した。

この工場には、原料玄米自動張込システムや精米機自動制御システム、新型光選別機「SLASH(スラッシュ)」、工場生産支援システムなどの最新技術を盛り込む。

新型光選別機「SLASH(スラッシュ)」

新型光選別機「SLASH(スラッシュ)」

 
なお、原料玄米自動張込システムは、パレットに積まれた米袋をロボットが1袋ずつ降ろし、自動開袋機が開封して玄米を荷受ホッパに投入するまでを全自動で行うシステムだ。また、工場の効率化と同時に環境負荷も考慮し、自由落下を利用した米の搬送距離の低減や工程の簡素化に伴う生産時間の短縮で、電力などの削減を図るとしている。

米袋を降ろすロボット(左)と自動開袋機

米袋を降ろすロボット(左)と自動開袋機

 
〈米麦日報2020年11月4日付〉