令和3年産米の検査対象銘柄申請、うるち新規設定は30銘柄

令和3年産米の検査対象銘柄申請、うるち新規設定は30銘柄
各地方農政局はこのほど、「令和3年産国内農産物銘柄設定等の申請に係る意見の聞き取り結果について」を公表した。農産物検査の対象銘柄の新規設定や区分変更、廃止の届出に対し意見を募集し、併せて2020年11月〜12月にかけて意見聴取会を実施した。北海道農政事務所は普通十麦のみ、内閣府沖縄総合事務所は申請がなかった。

「新規設定」はうるち30銘柄、もち4銘柄となった。このほか、「区分変更」うるち2銘柄、「名称変更」うるち2銘柄、「品種群設定」うるち2銘柄、「廃止」うるち5銘柄・もち1銘柄・醸造用玄米2銘柄。問題が無ければ令和3年産米の農産物検査対象銘柄の変更に反映される。

なお、秋田の「秋系821」は、「サキホコレ」として種苗法の品種登録出願を申請中。4月末までに出願公表がされた場合、6月末の規格規定の一部改正を経て「サキホコレ」の設定が完了する見込。また、京都の「北陸246号」は2020年11月に種苗法の品種登録出願公表がなされており、4月末までに名称変更を申請した場合、6月末の規格規定の一部改正を経て新名称「京式部」での設定が完了する見込。

〈米麦日報2021年3月10日付〉