東亜食品工業 米粉100%の乳幼児向け「もぐもぐめん」うどん、ラーメン、そうめん提案/フーデックスジャパン2021
東亜食品工業(株)(井上位一郎社長)は第48回国際食品・飲料展(FOODEX JAPAN2021、(3月9〜12日、幕張メッセ)に出展。米粉100%でアレルギー特定原材料等28品目、食塩不使用の短いカット麺「ママの愛情もぐもぐめん」シリーズをPRした。そうめん、うどん、ラーメンの3品。原材料はそうめん・うどんが米粉、ばれいしょでん粉、ラーメンが米粉、ばれいしょでん粉、とうもろこし粉末だけ。乳児用規格適用食品。日本語版のパンフレットだけでなく、中国語版のパンフレットも用意した。
東亜食品工業の井上社長は「カット麺の製造依頼は以前から受けていたが、先行メーカーもいるため断ってきた。しかし、小麦アレルギー対応の米粉100%カット麺の依頼が来て、これは対象となるユーザーも違うため、困っている人を助けるべく、開発に乗り出した。無塩の米粉100%麺というだけでも製造は難しいが、さらにカットの工程が必要なため、開発はかなり難しかった」としている。
また、東亜食品工業は国内初のハラル認証を取得したことで知られるが、2020年12月3日にはコーシャ認証(米国OU)を取得した。コーシャ食品はユダヤ教における食べてもよい「清浄な食品」で、コーシャ認証はコーシャ食品であることを認定するシステム。「ハラル、コーシャとも、その地域における安全でおいしい食べ物ということになる。『無塩うどん』と書いてあって、小麦粉と水しか使っていないことを理解できるのは日本人だけ。世界の人からすれば何でできているかも分からない食品だ。まずは相手の文化において、食べることができる食品であることを伝えるため、認証の取得を進めた」。
〈米麦日報2021年3月18日付〉