即席麺の総需要、2020年度は過去最高を更新、袋麺が20億食突破/日本即席食品工業協会
(一社)日本即席食品工業協会(村岡寛理事長=エースコック(株)社長)はこのほど、2020年度(4〜3月)の即席麺総需要をまとめた。数量ベースで59億7,523.0万食(前年度比4.5%増)、出荷額6,317億100万円(4.1%増)で、ともに過去最高を更新した。金額ベースでは6期連続の更新。
〈関連記事〉2020年の即席麺市場が過去最高を更新、出荷額は6,000億円を突破
新型コロナウィルスの影響で発生した巣ごもり需要により、袋麺の需要が大きく拡大。数量ベースで20億1,909.5万食(17.7%増)、金額ベースで1,538億8,500万円(20.3%増)。20億食を突破するのは2007年度以来となる。
カップ麺は数量ベースで39億5,613.6万食(1.1%減)、金額ベースで4,778億1,600万円(0.2%減)となった。期初(4〜6月)はパニック購買の影響もあって大幅な増加となった。その後、外出機会の減少などの影響で前年同月を割る月が多く、通期では微減で着地した。
2020年度(4〜3月)の即席めんの生産量推移(総計)
2020年度(4〜3月)の即席めんの生産量推移(袋麺)
2020年度(4〜3月)の即席めんの生産量推移(カップ麺)※生タイプの総需要の2月の前年度比増減率は1,770.6%
〈米麦日報2021年5月11日付〉