豊作祝して「お福分け」、ななつぼし増量キャンペーン、CMには今年もマツコさんを起用、新米の出来は「今までで一番かも」/ホクレン

マツコ・デラックスさん
ホクレンと北海道米販売拡大委員会は10月23日から、新米ななつぼしの7%増量キャンペーンのテレビCMを全国放送する。増量キャンペーンは令和3年産の作柄が「良」となっていることを受け、「お福分け」と称して実施するもの。

ホクレンによると、ななつぼしの新米への切り替えは「道内外ともに今週中(10月17日〜23日)から順次スタートする」としており、この増量キャンペーンは年末まで実施する予定。

ホクレンは今年、7月2日を「北海道米『ななつぼし』の日」に制定、記念として令和2年産でも増量キャンペーンを実施している。CMには2014年から8年連続で北海道米イメージキャラクターを務めるマツコ・デラックスさんを起用。シンガーソングライターの山田タマルさんが歌を担当し、「ななつぼしななぱーせんと」というフレーズに合わせてイラストのマツコさんがキレの良いダンスを披露する。続いて実写のマツコさんが登場し、キメポーズと共に「増量!」と合いの手を入れる。

10月18日には、都内で令和3年度北海道米「新米発表会」を開催。ホクレン・篠原末治会長や北海道・鈴木直道知事を始め、ゲストにはマツコさんが登壇した。

冒頭、篠原会長は「令和3年産の9月25日現在の作況は108と、3年連続の豊作となった。北海道も今年は猛暑で作柄の心配もされたが、徹底した栽培管理の結果、美味しい北海道米をお届けできることができ大変嬉しい」と挨拶。

生産者を代表して登壇した北海道米の新たなブランド形成協議会・大関光敏会長は「非常に温暖化が顕著な1年だった。1〜2月は大雪だったが3月は雪解けが順調に進み、7月は気温が平年並〜高かった。8月は気温の下がる日もあったが、概ね順調に登熟が進んだ。おかげでななつぼしは7割が低タンパク米、ゆめぴりかは9割が基準品となっている」と振り返った。

CMで着用した赤いドレスを身に纏い登場したマツコさんは、開口一番「日本の米が大変なんでしょう?倉庫は米だらけらしいわよ!」とコメント。「制作費がないからかしら、CMもイラストになっちゃったわよ」などと笑いを誘い、イベント参加者には「あなたお米食べてる!?」などと呼びかけた。

新テレビCM「マツコのお福分け新米増量開始」篇より

新テレビCM「マツコのお福分け新米増量開始」篇より

 
鈴木知事とのトークでは「ご飯をおにぎりの状態にして冷凍しておけば、朝レンジでチンしてすぐに食べられる」という鈴木知事流の朝食に対し、マツコさんは「想像もしてなかった!」と絶賛。
 
新米の試食タイムでは、ななつぼしを食べて「あっさりしてるけれどいつもより濃い、今までで一番かも」と高評価した。
 
また、直播栽培のえみまるに対しては「そんなことできるの!?」と驚きを示し、「野性味溢れて他のより強い感じ、歯ごたえがある」とコメント。
 
最後には「北海道米はもちろんだけど、北海道は日本の台所みたいなところ。ホクレンのものももちろん、世の中少しずつ動き出してきたので日本の農林水産物を食べていただいて、そのお供には是非北海道米をよろしくお願いします!」と締めくくった。
 
また、ホクレンと北海道米販売拡大委員会は10月18日から、都内4軒の飲食店舗とコラボし、新米ななつぼしを使用したメニューを順次提供開始した。提供店舗は「三茶ファーム」(世田谷区)、「sanchafarm.CHAYA」(世田谷区)、「eto」(新宿区)、「MILKLANDHOKKAIDO→TOKYO」(目黒区)。メニューの詳細等はのホクレンホームページに掲載している。
 
◆ホクレンホームページ
 
〈米麦日報2021年10月20日付〉