第1回「こめこ祭り」開催、米粉のプレゼンから実演まで披露/西村機械製作所
コロナ禍が落ち着きつつあるなか、若手社員からの「米粉でイベントが出来ないか」との提案で開催に至ったもので、生産者や米関連企業、米粉を使用している一般消費者など、12組17名が参加した。
「参加応募が少なかったらどうしようとの心配をしていたが、すぐに電話で問い合わせがあり、半日で募集人数を上回った」(同社)。
イベントは全4部構成。第1部の「プレゼンテーション」では、米の構造や米粉の歴史などの基礎的な知識から、同社の米粉製法や米粉製品などの加工実例などを幅広く説明。同社の取引先企業も登場し、米粉関連の取組を紹介した。
第2部では、同社の研究所設備である「NTL21」に場所を変え、設計課エンジニアが製粉機の部品名称や役割を説明しつつ、実演を披露。実演では、米粉の洗米→吸収→テンパリングと順を追って説明し、同社の「フェアリーパウダーミル」や「スーパーパウダーミル」で製粉を行った。参加者からは「浸漬工程の重要性(温度・時間・品種等)が品質に大きな影響を与えることが非常に興味深かった」「製粉された米粉がとても細かく感動した!使ってみたい!」との声が寄せられた。
西村機械製作所「フェアリーパウダーミル」
西村機械製作所「スーパーパウダーミル」
第3部では個別相談会を実施、同社の営業スタッフが参加者からの質問に答えた。
また、第4部として「米粉Cafe」を同時開催し、同社が「展示会や取組で繋がったお客様から取り寄せた、各地選りすぐりの逸品」とする米粉製品(生菓子・パン・パスタ)、雑穀の焙煎珈琲を提供した。
同社は「参加者の皆様から『これほど米粉に特化したイベントはどこにもありません。本当に勉強になりました』などたくさんの感想をいただいた」としている。
時期は未定だが、2022年にも「第2回こめこ祭り」を開催予定だ。また、2022年3月8〜11日に幕張メッセで開催される「FOODEX JAPAN 2022」にも出展するとしている。
〈米麦日報2021年12月24日付〉