U字工事「栃木米アンバサダー」就任、新CM「うますぎて栃木米」披露/全農栃木県本部
全農栃木県本部は9月20日、都内で「栃木米アンバサダーお披露目会」を開催した。栃木県出身のお笑い芸人・U字工事の福田薫さん・益子卓郎さんがイメージキャラクターに就任し、新TVCMも披露した。県は業務用に加え家庭用精米の販売も強化していく方針で、2人を起用することで消費者向けPRを進めていく考えだ。
冒頭挨拶した全農栃木県本部運営委員会の菊地秀俊会長は、「コロナ禍で試食など消費者向けイベントのリアル開催が難しい中、WEBやSNSを活用した施策に力を入れている。4年産では中・外食を中心に、家庭用精米の販売拡大も目指していく。U字工事をアンバサダーに起用し、栃木らしさを前面に打ち出して、魅力ある栃木米をPRしていきたい」と意気込みを語った。
池田佳正本部長は、「栃木には米が美味しくなる自然環境が揃っている。収穫量は全国8位で、県内や首都圏はもとより、全国へ出荷している。食味ランキングで特Aを取得したコシヒカリのほか、県オリジナル品種のなすひかり・とちぎの星・あさひの夢といった品種を取り揃えている。今後も美味しいお米の生産に取り組み、全国にお届けしていく」とした。
U字工事の福田さんは「責任感を持ってしっかりPRしていく。引っ込み思案な県民性だが、米に関しては自信がある」と意気込んだ。益子さんは「たとえ漫才でスベったとしても、栃木の米のPRは間違いなくやらせていただく」と笑いを誘っていた。
今回披露した新TVCM「うますぎて栃木米」は、福田さんと益子さんがマラカスを振りながら踊り、コシヒカリ、なすひかり、とちぎの星の3品種を紹介する――という内容で、放送は関東エリアで20日から始まっている。
イベントにはスペシャルゲストとして、タレントの辻希美さん・俳優の杉浦太陽さん夫妻が登場した。辻さんは「私の母が栃木出身で、毎年夏休みには田植えに行っていた。今でも、毎年栃木に行っている」と話した。とちぎの星を試食した杉浦さんは「粒の形が整って生き生きしている。大自然で育った、クリアでピュアな甘みがある」と感想を語った。さらに、結婚15周年を迎えた二人のために「ちらし寿司ケーキ」が登場するサプライズも。ケーキにはとちぎの星が使われており、辻さんは「ご飯の弾力がしっかり感じられる」と喜んでいた。
県本部は毎年恒例の「栃木の新米旨すぎて米んねキャンペーン」を今年も実施。また、JR駅構内を中心にCVS「NewDays」を展開するJR東日本クロスステーションリテールカンパニー(白石敏夫社長)では、11月15日から12月5日の期間限定で、県産和牛ととちぎの星を使用したおにぎり「こだわり黄金 とちぎ和牛」を発売する。
〈米麦日報2022年9月22日付〉