11月28日「フランスパンの日」に記念イベント開催、「日本のフランスパンを進化させ、食文化に馴染ませていきたい」/日本フランスパン友の会
日本フランスパン友の会(中土忠会長=(株)ドンク社長)は11月28日、東京・渋谷で「フランスパンの日」記念イベントを3年ぶりに開催した。
11月28日「フランスパンの日」に合わせたもので、フランスパンやフランスの食文化の認知度向上が目的。イベントには中土会長のほか、在日フランス大使館のジェローム・ペルドロー農務参事官、ベーカリーのワールドカップ「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・ブーランジュリー(CDM)」の日本代表選手らが登場。
会員各社のフランスパンの直売やフォトコンテストのほか、ジャムやホットドリンクの販売も行った。なお、今年から在日フランス大使館の後援を得た。この前日には函館と京都でも同様のイベントを開いた。
中土会長は冒頭挨拶で、「この会が発足して約52年になる。この間に日本のフランスパンのレベルは非常に高くなった。だがフランスに行くと、現地の味はさらに進化している。我々も日本のフランスパンを進化させ、食文化に馴染ませていきたい。そして、今年で8年目になるこのイベントをもっと楽しく、ためになるものに育てたい」などと語った。
CDMの日本代表選手らは、在日フランス大使館のために焼き上げたフランスパンを贈呈。(株)ドンク・合田知弘氏(パン部門)が選手を代表して挨拶し、「我々は現在、来年開かれるCDMのアジア予選に向けて練習中だ。1位通過を目指して邁進していく。フランスパンの更なる浸透とCDMに向けたトレーニングに注力し、パン業界を盛り上げていきたい」などと語った。
〈米麦日報2022年11月30日付〉