ブルーチップ 乾燥野菜ミックス「焼そばをおいしくする具」など3品発売、簡便性だけでなくフードロス削減も
ブルーチップ(株)(宮本洋一社長)はこのほど、乾燥野菜商品3品を発売した。
同社はポイント事業を中心に、小売店向けの調査・コンサルティング業務、電子マネーのシステム提供などを手掛ける。また、移動スーパー「とくし丸」の全国総代理店を務めるほか、グループ企業では水の自販機「清流物語」やベトナムでの豆腐製造など、食品関連事業を幅広く展開している。
今回発売するのは「乾燥野菜ミックス 炒飯をおいしくする具」「乾燥野菜ミックス 焼そばをおいしくする具」「乾燥野菜アラカルト 刻み玉ねぎ」。長期常温保存が可能で、スープにそのまま入れたり水戻したりして様々な料理に活用できる。
創業60周年を機に「フーズ事業部」を立ち上げ、簡便性だけでなくフードロス削減やローリングストックの観点も取り入れて開発した。2022年10月には大手スーパーでテスト販売を実施し、好感触を得たという。
2022年12月には「ブルーチップ」加盟店で販売を開始しており、正式には2月のスーパーマーケット・トレードショーでお披露目する予定だ。販売目標は、本格的に出荷を開始する3月~7月までの5か月間で約5万袋を見込む。
「即席麺や焼そば、ミンチ肉などとのクロス販売が有効」として、乾物売場に囚われない販売を想定する。宮本社長は「乾燥野菜は時代のニーズにマッチした商品。国内では規格外で廃棄されてしまう野菜も多い。最終的な夢としては、乾燥野菜で日本の農家や自給率の向上に貢献できれば」などと語った。
〈米麦日報2023年1月19日付〉