シマダヤ2023春夏新商品、「流水麺」そばを国産100%に変更、健康・簡便など“7K”キーワードに展開
シマダヤ(株)(木下紀夫社長)はこのほど、2023年春夏新商品発表会を開いた。開発キーワード7K(健康、簡便、高品質、買い置き、経済性、国産、環境)に基づき、主力ブランドの強化などを図る。
【家庭用】
◆主力ブランドの原料国産化
「流水麺」そばのそば粉を国産そば100%に変更。「なめらかで歯切れの良い食感を実現した」。2月発売。これにより、「流水麺」ブランドは全て主原料が国産となった。うどん、稲庭風細うどん、そうめん、冷し中華もリニューアル。2月~3月にかけて発売開始。
「もみ打ち」生冷し中華、「もみ打ち」ざる麺、「鉄板麺」、「麺がうまい!!」生冷し中華も小麦粉を国産小麦100%に変更した。「食料自給率向上、品質価値向上に取り組む」。
◆メニュー訴求で和風生麺市場活性化
国産小麦100%使用の「武蔵野肉汁つけうどん 2食」を3月1日に発売。希望価格400円(以下税別)。「もみ打ち」うどんと肉汁つゆのセットで東京・埼玉の郷土麺料理「武蔵野うどん」を再現した。「豚・ネギを入れるのがおススメ。きのこなどでアレンジも」。
◆米粉麺で焼麺市場を活性化
「パッタイ ナンプラーソース味 2食」を3月1日に発売。360円。米粉を使用した平打ち麺とナンプラー、オイスターソースなどと合わせた。「小麦の代替原料として話題の米粉を使用した」。
◆まぜそばリニューアル
「大盛り 鶏白湯まぜそば 2食」「同 海老まぜそば 2食」を2月22日発売。395円。国産小麦100%使用の麺重量は330g。
◆SDGs
「もみ打ち」ざる麺など複数の商品でトレーを廃止し、プラスチック使用量を削減する。また、「本生」冷し中華やつゆなどで賞味期間を延長。フードロス削減に取り組む。
◆プレミアム冷凍麺市場の創造
「冷凍「手延べ勝り」うどん 3食」(3月1日発売、710円)、「冷凍北海道産そば使用石臼挽きそば 3食」(4月上旬発売、715円)のパッケージを一新。「高付加価値うどん・そばらしい、高品質感のあるパッケージに変更した」。
【業務用】
◆メニュー訴求型提案
「「真打」つけ汁専用武蔵野うどん(北関東産小麦使用)250」を3月22日に新発売。また、「「真打」つけ麺専用極太中華麺(全粒粉入り)270」を3月1日にリニューアル。「“つけて食べる”をコンセプトとした提案を行い、メニュー価値の向上に貢献する」。
◆「健美麺」の強化
「「健美麺」食塩ゼロうどん 250」、「「健美麺」糖質30%カットうどん200」を3月1日にリニューアル。国産小麦粉の配合見直しなどで、食感を改良した。
◆「α麺」ブランドの価値向上
新商品「「α麺」国産そば使用冷凍乱切りそば 200」を3月15日に発売。常陸秋そば使用の黒めのそば。また、シリーズの賞味期間は従来9か月だったが、3か月延長して3月1日からリニューアル発売。
〈米麦日報2023年2月28日付〉