尾西食品「全国合同防災教室」開催、熊本・福島・北海道と都内の4校合同、小学生120人が参加
尾西食品(株)(古澤紳一社長)はこのほど、東京・文京区の東京学芸大学付属竹早小学校で「尾西食品主催 全国合同防災教室」を開催した。
地域や自治体と連携し“体験”を通じて子ども達に防災や備えの大切さを伝えることを目的としたもので、今回は竹早小学校の5年生と、福島県浪江町立なみえ創成小学校、北海道東川町立第一小学校、熊本県熊本市立飽田西小学校の4校合同で開催。オンラインを使用して北から南まで総勢約120名が参加した。
特別ゲストには、日本テレビ系列「news every.」の気象予報士として知られる木原実氏が登場。木原氏は防災士の資格も持っており、クイズ形式で平時から防災への意識を持つことの大切さを伝えた。
続いて、なみえ創成小学校の生徒が防災の取り組みについて発表。海岸が近い浪江町は東日本大震災で津波による甚大な被害を受けた地域だが、なみえ創成小学校を新設校とする旧・請戸小学校では生徒・教員の全員が無事に避難した経験がある。生徒らは「震災を風化させない、伝承することが大切です」などと発表した。
尾西食品からはアルファ米の紹介や非常食の重要性について説明。アルファ米の試食では「昔食べたとき美味しくないって思ったけれど、美味しかった!」「美味しくてびっくりした」という高評価や、「スーパーで買えますか?」という質問も挙がり、興味の高さが伺えた。
〈米麦日報2023年3月9日付〉